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パイオニアの人材育成活動が「Benesse Reskilling Award 2024」 を受賞!

Cross Technology Center (以下 CTC) リスキリング推進室 の福井です。 CTCは主にクラウドサービスの開発に携わるエンジニアで構成されており、リスキリング推進室は人材育成と組織開発を担当しています。

はじめに

この度、株式会社ベネッセコーポレーションが主催する「Benesse Reskilling Award 2024」において、Udemy Business*(オンライン動画学習プラットフォーム)を効果的に活用するための活動が「イノベーティブストラテジー賞」を受賞しました。
この賞は、革新的な戦略に基づきリスキリング施策を推進している企業に贈られます。受賞に至った経緯や取り組みをご紹介します。

Benesse Reskilling Award 2024について

Benesse Reskilling Award は昨年から開催されており、今回が2度目となります。組織的な取り組みとして「リスキリング」を捉え、挑戦する企業を表彰・社会に発信し、リスキリングを推進する企業に有益なヒントを提供することを目的としています。

受賞に至ったポイント

・従業員と会社のエンゲージメント重視、自律的な成長を促す環境づくり、チャレンジを促す環境づくりなど、組織のありたい姿を「社員と組織のあるべき姿」「人財マネジメントポリシー」などで明確に定めている点

・人材育成の基本コンセプトに基づき、リスキリング推進室と直属の上長とでトップダウン・ボトムアップでリスキリングに挑戦する施策が革新的だった点

取り組みの経緯

  1. CTCでUdemy Business を導入

  2. 個人個人の自主性に任せてみた

  3. 導入3ヵ月後に学習状況を分析し愕然とする
    →平均学習時間が巷のビジネスマンの平均学習時間の半分程度だった

  4. 人材育成の基本コンセプト(*1)に基づき、テコ入れ施策(*2)を立案して実行

  5. 平均学習時間が巷のビジネスマンの平均学習時間の2倍超と大幅に改善
    ベネッセの担当者から「パイオニアさんでは一体何をされているのですか?」と質問を受けるまでに

*1) 人材育成の基本コンセプト

リスキリング推進室では教育施策のアイデアを出したり、施策のバランスを俯瞰したり、また既存の施策を改善するときに立ち返る基本コンセプトを作成しています。このコンセプトに基づいたテコ入れ施策が今回の受賞ポイントの一つとなりました。

*2) Udemy Business利用のテコ入れ施策

テコ入れ施策のポイントは以下で一つ一つに狙いがあります。
・3ヵ月で3講座を受講する(「1ヵ月で1講座の受講を3ヵ月繰り返す」ではありません)
 → 一人一人が業務の繁閑を踏まえて学習計画を立てやすくするため
・3つの講座は以下とする

・必要なセクションのみのつまみ食い受講でもOKとする
 → 講座の受講完了が目的化してしまうことを防ぐため(一人一人の成長が本質的な目的)

結果

自身の成長を感じている社員が多いことも嬉しいことですが、学びが業務に役立っているという社員が6割を超えていることが、個人的にはより嬉しく思います。

また、上長にもアンケートを実施しており
・メンバーの会議での発言が活発になった
・メンバーの知識が底上げされたことで、会議で深い議論ができた
・メンバー同士が競うように学習するようになった
・業務遂行と学習のバランスを改善する効果を感じる
といった声が寄せられています。

現在の状況

「3ヵ月で3講座」を1シーズンとし、年間で3シーズンを実施しています。各シーズン終了時にアンケートを取り、受講状況と合わせて改善のための分析を行っています。
3講座の受講を早々に完了させて自ら探した講座をどんどん追加受講している社員もおり、年間10講座以上を受講する社員が出てきていることは嬉しい誤算です。

今後に向けて

パイオニアのミッション「より多くの人と、感動を」に倣い、リスキリング推進室では「より多くの人と、成長を」を部門ミッションとして人材育成と組織開発を推進していきます。


*ベネッセコーポレーションは、日本におけるUdemy社の独占的事業パートナーです。