【インタビュー】 データアナリスト 1年を振り返る 〜 コミュニケーションの工夫 〜
こんにちは。いつもパイオニア公式noteをご覧いただき、ありがとうございます。Cross Technology Center(以下、CTC)データインテリジェンス部 グロースアナリティクスグループの石橋(写真:右)です。
前回の私のインタビュー記事に続き、今日はパイオニアに中途入社して互いに1年過ごした同じ部に所属するデータドリブンコンサルティンググループの齋藤(写真:左)に、この1年間でのパイオニアのデータ活動について "実際どうだったのか?" いろいろと振り返ってもらいながら話を聞いていきたいと思います!
自己紹介
石橋:
はじめに自己紹介をお願いします。
齋藤:
はい。 CTC データインテリジェンス部 データドリブンコンサルティンググループの齋藤です。2023年8月にキャリア入社し、現在は市販向けのカーナビゲーション"楽ナビ" や、2024年7月にリリースしたバイク用専用ナビゲーションアプリ "MOTTO GO" のカスタマーサクセス領域におけるデータ分析支援を担当しています。
キャリア入社1年目を振り返って・・・
石橋:
お互いに初めての転職でパイオニアに入社しましたが、1年間いかがでしたか?
齋藤:
前職では事業部としてビジネス拡大のために自らデータを使う立場で集計・分析をしていたのですが、パイオニアに入社してからは立場が変わり、データに基づいてビジネス支援する役割になったことで、データ活用の視点が広がりました。
特に相手のやりたいことを汲み取って明確化することが求められているので、その点は日々意識しながら取り組んでいます。
また、会社全体として積極的にデータ活用するマインドを持っている方が多い印象があります。そのため、マネジメントから実務レイヤーまで僕たちのデータ活動に快く協力してくれるのですごく助かっています!
データインテリジェンス部として良かったこと
石橋:
データインテリジェンス部に所属して良かったことは何ですか?
齋藤:
経験値の高いメンバーが集まる専門性ある組織だからこそ、データ活動に関わるさまざまなナレッジを吸収できることですね。
前職だと一人で進めることが多く、新たなナレッジが入ってきづらいと感じていたのですが、今の組織ではナレッジ共有やフィードバックのカルチャーが根付いているため、日々新たな気づきや学びを得ています。
以前の記事でも紹介されたように、データインテリジェンス部では「100件共有」という個人と組織の成長のためにインプットとアウトプットを繰り返し行うカルチャーづくりを行っており、ナレッジを取り入れる機会が多いです。
うまくいったこと、嬉しかったことは?
石橋:
具体的な業務の話について伺っていこうと思います。今まで行ってきた業務での成功体験や良かったことはありますか?
齋藤:
楽ナビなどの市販向けカーナビゲーションに関するデータ活動を担当しているのですが、既存ユーザーに向けたオンボーディングメールを設計するプロジェクトで、事業部門の方とのコミュニケーションがうまくいったなと思っています。
というのは、実務レイヤーの方がより手を動かしやすいようフェーズごとに目的を明確にし落とし込むことで、議論や調整などをスムーズに進行できました。
例えば、「会議前に議論すべき内容の整理を徹底する」、「必ずネクストアクションを決めて会議を終える」ようにリードできたことは良かったと思います。これらの進め方が関係者から評価されたので嬉しかったですね!
石橋:
関係者の方からも有意義な時間と感じてもらえたんですね!そういったコミュニケーションや取り組みをしようと思ったきっかけは何ですか?
齋藤:
普段の会議では、ある一つの発想からさまざまな議論に発展することが多く、結論が出るまでに時間が掛かってしまうケースが度々ありました。
議論自体悪いことではないのですが、その議論の中で「何のためにやるのか?」「どのような結果を求めているのか?」という共通認識が関係者間で揃っていないと感じたことがきっかけです。
認識を揃えるために改めて「ユーザーへメッセージを送る意図」や、「メール設計後のゴール」を明確に提示することで議論の方向性が決まり、スムーズに進んだと実感しています。
難しかったこと、課題に感じていることは?
石橋:
議論の方向性を揃えることは重要ですが、いざ意識してみるとなかなか難しいですよね。具体的に取り組んだ中ではどのようなところが難しかったですか?
齋藤:
コミュニケーションする人によってイメージするものが当然異なるので、意見や優先順位など一致しないことがあり、相手の目線を意識する必要があると考えています。自分は事業部門ではないこともあり、相手の意図を上手く汲み取れていないと感じる場面があり、それをどのようにクリアするのかという課題がありました。
石橋:
それをクリアするために、どのようなアクションをされたのですか?
齋藤:
まずはゴールについて上位レイヤーの方と目線合わせを行い、次に事業部門の方と認識を揃えました。そうすることで議論が発散しそうな時、ゴールに立ち返って議論できるようになり、同じ目線でオンボーディングメールを設計することができました。
コミュニケーションで意識していることとは?
石橋:
ゴールを明確にして共通認識にするような環境づくりをされていたんですね!その他に、コミュニケーションをする上で気をつけていることはありますか?
齋藤:
"データの伝え方" はすごく意識していますね。データのみに基づいた議論をしていると、どうしてもドライな印象になってしまうと感じています。また、受け手の認識が異なる場合、一方通行なコミュニケーションをしてしまいがちだと思うのですが、できるだけ寄り添った伝え方を心がけています。
まずは相手の意見をしっかりと受け止め、それについて深掘りや違う角度から質問することでお互いの認識のずれを無くしていく。そのように相手目線に立ったフラットなコミュニケーションを取る方が結果的にスピーディーに進むと思っています。
これからチャレンジしたいことは?
石橋:
これまでコミュニケーションの取り方をすごく大事にしてこられたと思います。さまざまな成功体験や、なかなかうまくいかなかったこともありましたが、その経験を踏まえて今後どのようなことにチャレンジしていきたいですか?
齋藤:
パイオニア社内におけるデータ活動領域を拡大していきたいです。そのためには、各レイヤーの方とのより良い関係性を築くことが必要だと考えています。自分がリードして周りの人を巻き込みながら推進できるよう、相手目線に立ったフラットなコミュニケーションを今後も継続していきたいと思います。
またもう一つは、企画から施策実施まで一気通貫で回せるようなデータアナリストを目指したいです。データ分析はあくまで手段なので、それを武器として持ちながらもさまざまな視点でビジネスに携われると、自分自身さらに成長できると思っています。
自分の分析結果がビジネス上の意思決定に繋げられる機会をさらに増やすべく、よりインパクトのある分析をして、サービスをご利用いただくお客様への提供価値と組織への貢献度を高めていきたいです!
最後に
今回、私と同時期にデータアナリストとして入社した齋藤さんに話を聞きました。改めて、齋藤さんがデータ活動におけるコミュニケーションについて特に心がけているポイントをまとめると、次の2点です。
データアナリストとして、コミュニケーションの取り方を課題に感じている方はとても多いのではないかと思います(かくいう私もその一人です・・)
齋藤さんのように、いかに相手視点に立ってコミュニケーションできるかによって業務の幅が広がると感じましたし、私も積極的に場数を踏んで成長できるようにチャレンジしていきたいと思います。
次回はインタビュアーを交代し、入社1年を振り返った私、石橋の記事をお送りします。 ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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