オフラインで開発合宿をやってみた
みなさん、こんにちは!クラウド開発部の山川です。
この note 記事では、プロジェクトの課題を解決・改善するために実施した開発合宿について紹介します。
過去にはパイオニアで開催したハッカソンの紹介記事などを書いておりますので、よろしければご覧ください!
私たちのプロジェクトでは、さまざまなプロダクトで使用する基盤部分の開発を行っています。
開発システムにはマイクロサービスアーキテクチャを採用しています。システム全体が複数の独立したマイクロサービスに分割されており、各マイクロサービスが特定の機能を担当しています。
そのため、開発は別拠点(仙台)のメンバーを含む複数の小さなチームに分かれて行っており、各チームが特定のマイクロサービスの開発やメンテナンスを担当しています。
また、機能開発を優先して進めており、必要な機能を素早く開発することで、プロダクト全体の開発速度を上げることを目指しています。
そのようにプロジェクトを進めていく中で以下のような課題を抱えていました。
1. 担当者ごとに理解度や情報量に差がある
2. 技術的な課題を共有する場がない
3. 手動での運用が多く開発時間が足りない
これらの課題を解決するため、また別拠点のメンバーを含め普段オフラインで顔をあわせる機会の少ないメンバー同士のコミュニケーションを目的として開発合宿を企画しました。
内容
2日間にわたる合宿では、プロジェクトに関わるすべての人がオフラインでワークに取り組むことで、具体的な課題の解決とチームの結束を深めることを目標にしました。
その目標を達成するために以下のようなことを行いました。
1日目
アイスブレイク
運営メンバーが用意したパイオニア/プロジェクトにまつわるクイズでアイスブレイクをしました。
これは、以降のコミュニケーションや意見交換が活発に行える足掛かりになりました。
プロジェクトの近況
プロジェクトに関わるメンバーが一堂に会する機会でもあったので、プロジェクトの全体像と直近の開発スケジュールの再確認を行いました。
また、プロダクトオーナー(プロダクトの責任者)から既にリリースされたプロダクトに関する近況の報告もあり、私たちの作ったサービスが今どのように使われているかを知る機会にもなりました。
合宿の目的を共有
合宿の目的、合宿で解決したいプロジェクトの課題、ワークを行うテーマ、最終的なゴール(成果物)を共有して、参加するメンバーが同じ目的意識を持って取り組めるようにしました。
同時に、自分たちが開発を進める上での課題やその重要性を共通のものとして理解することで、同じ方向を向いて合宿に取り組むことができました。
チームごとにワーク
合宿のメインはこのチームごとに分かれて行ったワークです。
各チームは上で挙げた課題を以下のようなテーマにして、そのテーマに関連する具体的な課題解決に取り組みました。
ここでは、意見・アイデアの交換、具体的な解決方法の提案、具体的な改善策の実施などを行いました。各チームとも活発に取り組み、テーマに集中して作業を進め、成果物を作成しました。
中間報告
チームでワークを進めた後に、その成果や内容を他のチームに共有するための時間を設けました。
各チームがどのようなアプローチを取り、どのような解決策を提案するに至ったのか、実際に作成した成果物をもとに共有しました。発表後、他のチームのメンバーや参加していた関係者からのフィードバックを受け取ることで、さらなる改善の余地や軌道修正など、アイデアを練り直すための足がかりにもなりました。
このフィードバックはチーム間でのコミュニケーションを活発にし、プロジェクト全体で課題を考える良い機会になりました。
2日目
チームごとにワーク。
1日目に引き続き、チームごとに分かれてワークを行いました。
中間報告で受けたフィードバックも考慮したうえで、成果物の作成やブラッシュアップに努めました。
成果報告
2日目の最後には2日間のワークの成果物を他のチームに報告しました。
各テーマについて、以下のような成果物が作成されました。
この成果物に対してもフィードバックを行い、合宿終了後もこれらの取り組みが有意義なものになるように意見交換を実施。ワークで作成した成果物や取り組み方を形骸化させないために、これから実施する具体的なアクションを整理しました。
この作業は、今後の開発を効率よく行うために、これらのアクションの継続が必要であることを意識付けるよい時間となりました。
懇親会
1日目の夜には懇親会も行いました。
食事やお酒を飲みながらリラックスした環境で交流したり、ビンゴ大会などをして、楽しみながら、一体感を高める機会となりました。
合宿に参加したメンバーからは、「アウトプットはもちろんのこと、普段取れていないコミュニケーションが取れたのはとても大きかった」「各チームの発表に、楽しく& 問題解決したいという姿勢が見られて良かった」などの意見がでるなど好評だったので、とても良い機会になったと思います。
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