新卒向けパイオニアハッカソンレポート
この記事はPioneer Advent Calendar 2022の5日目の記事です。
パイオニアでは、今年(2022年)の2月にハッカソンを開催しました。私もメンターとして参加していた同ハッカソンの概要を紹介します。
自己紹介
こんにちは!SaaS Technology Center(以下、STC)サービス開発部の山川です。
2021年に新卒で入社して、アプリ開発やサービス開発などの勉強をしながら経験を積んでいます。まだまだ、足りないことだらけなので先輩方に助けられながら頑張っています!
さて、パイオニアでは今年(2022年)の2/2と2/3にハッカソンを開催し、2023年卒業予定の学生に、チームでのアプリ・サービス開発を体験してもらいました。
開催から少し時間は空いてしまいましたが、メンターとして参加していた私から、これから就活を行う学生やハッカソンに興味がある方に向けて、パイオニアのハッカソンの内容や雰囲気をお伝えしたいと思います。
開催したハッカソン
ハッカソンの概要
概要
ハッカソンは、Hack(ハック)とMarathon(マラソン)から作られた造語で、短期間でプログラム・サービスの開発や考案などを行い、個人やチームでそれらを競うイベントです。
今回のハッカソンでは、5〜6人のチームがそれぞれテーマに合わせたアイデア出しから実際の開発、発表までを2日間で行いました。また、オンラインでの開催ということで、ZoomやSlackを活用しながら各チーム協力して取り組んでいました。
テーマ
テーマは「感動/心を揺さぶる未来の移動体験を創造しよう」。そのテーマに合ったアプリやサービスのアイデアを考え、実装してもらいました。
全体の流れ
次に、全体の大まかな流れです。
1.アイデアソン
アイデアソンでは、これから開発するサービスやアプリのアイデアを創出します。
テーマを基に連想される「もの」「こと」「技術」などを個人やチームで挙げていき、アプリ・サービスのアイデアを作成します。その後、いくつか作成したアイデアの中からチームで作りたいものを選んで、選定理由とともに全体で発表します。
2.技術選定・役割分担
言語、必要なサービス、コードの管理方法など、開発に必要な技術は全てチームで選定します。参加者は初対面でチーム開発を行うので、今まで使ったことのあるものや一般によく使われているものがよく選ばれていました。
また、チームで開発を進めるにあたり、チーム内での役割分担も行います。チームの方針を最終的に決める「プロダクトオーナー」、技術選定やコーディングに関することなどの意思決定をする「テックリード」、チームを円滑に運営して生産性を上げる「スクラムマスター」を決め、2日間という限られた時間の中で開発を進められるようにしています(各役割の名称は、一般的に使われている意味というより、このハッカソン内での呼び方として使っています)。
3.ハッカソン
作るサービス、技術選定、役割分担など開発の準備が整ったら一斉に開発スタートです。
今回のハッカソンは2日間という短い時間しかありません。MVP(Minimum Viable Product)を意識しながら、アイデアそのままを完璧に実装するよりも、プロトタイプを作り、徐々に大きくしていきます。
4.発表・審査
開発が終わると、各チームが開発したアプリ・サービスを、審査員を含めた全員の前で発表します。どのようなアイデアを実現したのかを、スライドや実際に作ったものを動かしてデモを行います。各チーム、自分たちのサービスがより引き立つように表現したり、分かりやすいように工夫したり、個性的な発表でした。
発表の例。参加者のプライバシーに配慮して一部画像を加工しています。
5.懇親会
発表・審査が終わった後は、懇親会を開催しました。パイオニアで働いている人がどのような人なのかを知ってもらえる時間で、就活や進路に関しての質問などで盛り上がっていました。
こんなことが体験できます
参加者には、ハッカソンを通じて以下のようなことを体験してもらいました。
ものづくりのプロセスが学べる
アイデア出しから開発、リリース(発表)とサービスを開発するにあたって、一通りの流れを2日間で体験してもらうことで、実際にものを作って世の中に出すまでのプロセスを知ってもらいました。実際に体験することで、自分の好きなことや得意なこと、自分のしたい仕事について具体的なイメージがつきやすくなると思います。
チーム開発が体験できる
ハッカソンでは、最初のアイデア出しから最後の発表まで全てチームで行います。チームメンバーのアイデアに刺激を受けたり、得意としている技術・スキルに興味を持ったり、チームとして開発することで今まで自分になかったものを得る機会になったのではと思います。また、当日初対面の人とチームを作るので、各々の知識・経験をすり合わせてチームとしての開発の進め方を模索したり、使う技術を決めたりということも、ハッカソンならではの経験です。
パイオニアで働く楽しさを社員から聞ける
各チームにパイオニアの社員がメンターとして付いたり、最後の発表の後に社員との懇親会があったりと、パイオニアの社員と交流する機会があります。どんな人が働いているのか、どんなものを作っているのかなどパイオニアの社風を直接感じ取ってもらえる場になっていますので、皆さんの就活の一助になればと思います。
よかったポイント
メンターとして参加した立場から、このハッカソンの良かったと思う点をいくつか紹介します。
開発の具体的なイメージが持てる
技術的な問題だったり、成果物を作るまでに必要なタスクだったりと、開発チームを運営する上で出てくる障害を解決する経験ができるのは良かったと思います。技術的なスキルの面以外にもチーム運営など実際に開発することで見えてくる問題などを知ることで自分が実際に働いた時のイメージがしやすくなるのではないでしょうか。
同世代の人と交流ができる
オンライン開催ということもあり、みなさん各地から参加されており、同世代の人たちがどのような技術に触れていてどのようなスキルを持っているかを直接知ることができる良い機会だとも感じました。参加者からは、「フロントエンド・バックエンドの開発は初めてで、初見の技術・言語が多かったが、ハッカソンを進めていく中で自分のできることが増えたと実感できた」という声も頂いています。
チームでの開発を体験してみたい方や、技術力のある同世代の方と交流してみたい方などには、良いイベントだと感じました。
最後に
メンターとして参加した自分も、さまざまな発想に触れられるいい機会で、学生の時にハッカソンに参加してみればよかったなと思いました。
パイオニアでは今後もハッカソンを開催していくので、チームでの開発を体験してみたい方やパイオニアでの働き方が知りたい方は、機会があれば是非参加してください!
最後に、パイオニアで一緒に働いてみたい、どんな会社なのか知りたいと思われた方は、下記の採用ページをご覧ください。
Pioneer Advent Calendar 2022 の6日目は、技術開発本部 技術統括G IVIソフトアセット開発部 3課 石井 雅基さんの「入社6年目エンジニアのドライブレコーダー開発!」です。
是非お楽しみに