SaaS Technology Centerのロゴ制作デザイナーにインタビュー!!
はじめに・・・
SaaS Technology Center (以下STC)は2021年8月の設立以降、“モノ”と“コト”の掛け合わせたソリューションで解決する“SaaSビジネス”を強力かつ迅速に推進しています。
2022年1月にSTCの体制強化が行われ、より部門の結束力を強化するため、パイオニアのデザイン部に協力頂き、STCの部門ロゴを作成しました。
今回はロゴを制作されたデザイナーのお二人にインタビューしてきました!
自己紹介
森本(ファシリテータ):
今日は実際にロゴをデザインしていただきました、大橋さんと住田さんにお話を伺いたいと思います。どうぞよろしくお願い致します。
早速ですが、自己紹介をお願いしてもよろしいでしょうか。
大橋(デザイナー):
よろしくお願いします。私は、デザイン部のAdvanced Design Teamというところに所属しており、先行的な案件を中心に、ハード・UX・グラフィックなどのデザインを手掛けています。
直近では、NP1の製品外観・パッケージなどのグラフィックデザイン、Piomatixのロゴデザインを担当しました。
住田(デザイナー):
大橋と同じくデザイン部のAdvanced Design teamに所属しており、主にUXデザインを担当しています。
過去には、CESやモーターショー向けコンテンツのUXデザインに携わりました。直近では、NP1に関するUXやスマホアプリのUIデザインであったり、今回のようなロゴなどのグラフィックデザインの業務も行っています。
ヒアリングを通してイメージを具体化
森本(ファシリテーター):
ありがとうございます。今回は色々とロゴ作成のお話を聞かせていただければと思いますので、よろしくお願いします。最初にロゴ制作の大まかな流れをお伺いしても良いですか?
大橋(デザイナー):
最初はCDOの保田さんからSTCのロゴを作りたいというご連絡を頂きました。
STCのミッションや設立背景をヒアリングした後、デザイナー数名で複数案を提案させて頂き、最終的にはSTCのメンバーの方々に投票いただいて、最終ロゴが決定しましたね。
森本(ファシリテーター):
自分もヒアリングの場面から関わらせて頂きましたが、制作もかなりスピーディーに進めて頂いた記憶があります。
大橋(デザイナー):
そうですね。公開までの日数も限られていたので、集中的に進行して…テンポよく完成までいけたと思います。
森本(ファシリテーター):
今回、ロゴ制作のために、STCのミッション・設立背景などをヒアリング頂きましたが、率直にどのようなイメージや感想をお持ちになりましたか?
住田(デザイナー):
まだ新しい組織ということもあって、正直なところヒアリングするまで詳細を理解しきれていませんでした。
最初のヒアリングの際から、雰囲気の違いを感じましたね。良い意味でフットワークが軽いと感じました。
外部から新たに加わった、多様なバックグラウンドを持つ社員が集まっている部門ということで、パイオニア全体にも、デザイン部にも、よい影響や新たな刺激を与えてくれる組織として期待感を持ちましたね。
自分が持ったその印象をロゴにも込めたいと思いました。
大橋(デザイナー):
私も、会社全体に新しい刺激を与えてくれるのではないかという期待感があります。
パイオニアも創業で年数で言うと「老舗メーカー」といえると思うのですが、社名の「パイオニア」らしく「先駆者」としての提案を再加速させてくれる組織になると思っています。
森本(ファシリテーター):
新設のSTCに期待感を感じて頂けて何よりです。ヒアリング内容を踏まえて、ロゴの検討・制作に着手されたと思うのですが、具体的にはどのように制作されていったのでしょうか?
大橋(デザイナー):
デザイナー数名で取り組み、様々な切り口で素案を提案させていただきました。STCが新しい組織ということで、「これまでのパイオニアとは違う空気感」を出しつつも、パイオニアの中の組織でもあるので、「パイオニア感」も同時に感じさせるようなものを模索していました。
わかりやすいところでいうと、コーポレートカラーの「パイオニアレッド」を使った点ですね
「違う空気感」を出すためにパイオニアレッドと全く別の色を使う案もありましたが、異質感が出すぎるのもブランディング上、最善とは言えません。
実際の運用上も、コーポレートカラーとのマッチングが求められる場面は多いですよね。そこで、今回は「パイオニアレッド」と「色相を青寄りにずらした紫色」を合わせて使用しました。
”Moving Dot”をコンセプトとしており、ドットの軌跡でSTCのミッションである「LIFT」と「SHIFT」を象徴的に表現しつつ、SaaS Technology Centerの「S」を形作っています。
全体の雰囲気は、かちっとしたものではなく、軽快さ・柔軟性・動きを感じさせるところを狙っています。実際、ロゴ自体を動かす提案もさせていただきましたよね。
ミッションステートメントも作成
森本(ファシリテーター):
色々と試行錯誤して、このロゴを作り上げて頂けたんですね。ロゴと合わせてミッションのビジュアライズをして頂きましが、こちらの制作についてもお伺いしても宜しいでしょうか?
住田(デザイナー):
ミッション“LIFT × SHIFT → Pioneer”に合わせて、「パイオニア全社のビジネスを支え、持ち上げ、"モノ"から"モノ" × "コト"へ変革させていく」という説明を最初のヒアリングでお聞きしました。
実は、ヒアリングの時点で大まかなビジュアルと動きのイメージが浮かんでいました。
選ばれたロゴのコンセプトをベースに元々浮かんでいたイメージを掛け合わせ、ビジュアルとアニメーションに落とし込んでいきましたね。
森本(ファシリテーター):
様々な検討を経て、ロゴやミッションが完成したんですね。ありがとうございます。ちなみにデザインしていくためには、日々のインプットが必要だと思うのですが、何か心掛けていることはありますか?
大橋(デザイナー):
うーん…。たぶん、映画でも、散歩で見た何気ない景色でも、何でもインプットになると思います。例えば空の色が綺麗なら、その色彩がなんとなく自分の中に記憶されているというか…
住田(デザイナー):
私も、意識的にインプットしているという感覚はあまり無く、普段の生活で何気なく体験したことや、その時に感じた新鮮さや心地良さのような感覚が自分の中に地層的に堆積している感じですね。
それがあるタイミングで想起されて、デザインに繋がることはあります。
大橋(デザイナー):
強いて言うと、人間観察とか…。日々街を歩いている時や、ベンチに座っている時に、ふと人を見るんですよね。
その時々で、ふと目に入った人がなぜそんな事をしているのか?を思い巡らせる事が多いです。UXデザインに通じているところもあるかと思います。
森本(ファシリテーター):
なるほど、ありがとうございます。少しロゴから離れたお話をもう一点だけ質問させてください。
今まで色々なデザインに携わっていらっしゃると思いますが、今まででお気に入りのデザインなどありますか?勿論、今回のSTCロゴでも大丈夫です(笑)
大橋(デザイナー):
そうですね、もちろん今回のロゴも気に入っていますが(笑)、やはり特に直近関わったデザインには思い入れが強くなりますね。
先日発表されたばかりのNP1は、ロゴ・パッケージ・アプリ・CM・店頭什器や製品発表会など、あらゆるプロセスで関わることが出来ました。
通常の業務は、ある程度分業されることが多いのですが、今回はプロセス全体に関わることができたので、貴重な経験でした。
住田(デザイナー):
自分も正直どれも気に入っています。ただそれ以上にデザインしたプロダクト・サービスをお客様にご利用していただければ嬉しいですし、もっともっと世の中に広がれば嬉しいです。
森本(ファシリテーター):
ありがとうございます。色々とお話ありがとうございます。最後に今回の制作を通して感想やコメントをお伺いしても良いですか?
住田(デザイナー):
今回のロゴを通してSTCの皆さんでしっかりと共通認識・仲間意識を持って活動できること、社外の方に少しでもSTCに興味を持ってもらうことへの貢献ができたかなと思います。
先日のNP1発表会でもロゴが利用されていましたが、社外の方に見て頂ける機会もこれから増えていくのが楽しみです。今後も積極的にSTCの方々と関わってお仕事をさせて頂ければ嬉しいですね。
大橋(デザイナー):
複数案を提示させて頂いた中で、今回のロゴはミッションの“LIFT × SHIFT "を素直に表現したものが選ばれたのかな、と思っています。
質問を返してしまいますが、森本さんのロゴの感想をお聞きしても良いですか?(笑)
森本(ファシリテーター):
おっと、突然ですね(笑)自分はSTCに所属していますが、やはり部門が拡大していく中で象徴的なシンボルは必要だと感じていました。
今回STCのロゴを作って頂き、全員の所属意識を感じられるフラッグが出来た事は大変嬉しいですね。このロゴがより認知されるように社内外問わず積極的に発信していきていきたいと思います!
今日はお時間頂きありがとうございました!
さいごに・・・
パイオニアのデザイン部は、横断的なチームでデザインに関わることができるので、様々な経験を積むことができます。デザイン部メンバー間の関係性も良く、非常に働きやすい環境です。詳細は下記よりご確認ください。
一部の職種ではありますが、中途採用も実施しております。是非ご応募ください。