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会社の変化の根幹となる“モノづくり”の魅力を再発見

従来の「“モノ”を売る」ビジネスモデルに、ソフトウェアなどの“コト”を最適に融合させ、ソリューション企業への変革を推進しているパイオニア。
その中で社員は何を考え、どのように働いているのか、社員にインタビューしてみました。

今回話を聞いたのは……

古信 百年
技術開発本部 技術統括グループ IVIソフトアセット開発部 部長


業務内容

──新たな飛躍のカギを握る、パイオニアの“強み”を体現

私が現在統括しているのは、ソフトウェア開発部門。全部で200名ほどが在籍しています。経験豊富なエンジニアが多いのですが、若手の中途採用や新卒採用の人員も増やしているところです。パイオニアが長らく得意としてきたメーカー的な“モノ”づくりの、根幹を担っている部署だといえます。

私自身は、世の中の再生コンテンツがカセットテープからコンパクトディスクへ移行している頃に、コンパクトディスクのデジタル伝送に対する信号処理デバイスを制御するソフトウェア開発を担当していました。その後、ハイエンドからローエンドまで実に幅広い製品のオーディオ関連技術の開発に携わってきました。高品質カーオーディオの外部パワーアンプやプロセッサーユニットなど 、“世界初”となる製品を何度か手がけたこともあります。そのおかげで雑誌やWeb記事の取材を受けたり、中国やヨーロッパへ出張したりした経験も。入社4年目になる頃に開発に携わり、世界初の機能を搭載した製品には特に思い入れが強く、今でも鮮明に記憶しています(笑)。

従来の“モノ”を売るビジネスから、その“モノ”に“コト”を掛け合わせてソリューションを提供するビジネスへと会社が方向転換している中で、“コトを成長させるには、モノが必要”と感じています。例えば、スマホアプリがどれだけ進化しても、その素晴らしさはスマートフォンがなければ成立しないですよね。それと同じように、車載機器という形も必ず未来に残っていくと思います。例えば最上位グレードのクルマにはコックピット一体型や革新的な別の新システムが導入されるとしても、やはりモノがベースにあると考えています。 “コト”を中心としたビジネスを模索し成長させていくためにこそ、モノづくりの土台が必要となってくるのです。


この仕事のやりがい

──責任あるモノづくり、世の中への影響力

やはり開発に携わる者として、世の中に製品を発表・導入できたときは素直にうれしいですね。技術開発の知見を生かし、現在の「Piomatix」の基になるコンセプトを作りあげるときや、音声でサービスを提供する「NP1」を世に出した時にも関わってきました。どうすればその製品が出来あがるのか、システムを自分たちで考えて具現化していくことが、最も楽しいと感じます。

昨今は、アプリケーションやソフトの時代。もちろんその技術は重宝されますが、一方で、それだけでなくシステムや周辺デバイスなどハードウェアの制御もできるという人は、意外と少なく貴重です。今のパイオニアのソフトウェア開発部門では、そのように一つの専門領域に留まるというより、ユーザーに近いオペレーションの領域からハードウェアの深い制御の領域まで、責任を持ってモノづくりに携われるスキルが一通り身につくと思います。

新たなモノの構造を決定していく知見やそれを具現化する能力、要件提起から実装までの進め方のスキル、顧客調整や品質保証の観点まで……。取り組んだことが形になっていくことを嬉しいと感じるかどうかは人それぞれだと思いますが、少なくとも「お父さんはこれを作っているんだよ」と子どもに伝えやすいのはプラスなのかなと個人的に思いますね(笑)。あとは、自分の開発したものが全国規模の大手カー用品店にずらりと並んだり、誰でも名前を知っている高級車や流行車の標準装備として採用されたり、「世の中の人によろこんでもらえているな」と実感できたときの嬉しさはひとしおです。


今、取り組んでいる課題

──若い世代に向けたアプローチの探求

“自分が欲しいものを具現化しろ”というのはずっと向き合ってきた課題ですが、最近はZ世代などの若い年齢層に向けて何が受けるのか、意識的に考えているところですね。あまりクルマを持たないという世代も増えているので、例えばレンタカーなどに対していかに使いやすい製品を開発できるかといったところに、まだまだチャンスはあると思います。車載器のアプリケーションも、今後ますます進化していくのではないでしょうか。

どんな人が向いている?

・自ら新しいことにチャレンジしたい人
・難題を楽しめる人
・チーム力をともに高められる人

困難に思える課題や難しい状況に取り組むことへ意欲を持てる性質がある人がよいと考えています。解決できると自分でも嬉しいですし、会社のためにもなる。それを楽しんでやれる人だと素敵ですね。

また、“チャンピオン”というよりも“チャレンジャー”の精神を持っているほうが、パイオニアにマッチするのではないでしょうか。もちろんトップでもいたいのですが、常に何かへ挑戦していく気概のある人が、この会社には合っていると思います。

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