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パイオニア スマートフォンアプリ開発の最前線、モバイル開発部の紹介

パイオニア公式noteをご覧いただき、ありがとうございます!
Cross Technology Center 開発本部 モバイル開発本部の松島です。

今回は、私が部長を務めるモバイル開発部について紹介します。

モバイル開発部とは?

以前、パイオニア製のスマートフォンアプリの開発は外注が主でした。
しかし、そこから内製へシフトし、より開発スピードを上げることを目指し、設立された部門がモバイル開発部となります。
そのため、組織としてはまだ若く、メンバーも社内でアプリ開発に携わっていた人が異なる部門から集まり、さらに中途入社の方が加わり、様々なバックボーンを持った人たちが在籍している部門です。

開発しているプロダクトについて

パイオニア製のカーオーディオと接続することでディスプレイ代わりとなるPioneerSmartSync、声だけで操作・案内するナビ機能を搭載した「NP1」と対となるMyNP1 等の開発を行なっています。

いずれも車載器と接続し連動するアプリで、これまで培ってきたモノづくりの技術があるからこそ実現できるものと言えます。
技術的には位置情報はもちろん、BLEや音声認識など、なかなか触れる機会の少ない技術に触れることができる点も、エンジニアにとって魅力的な環境です。

さらに! 先月Google Play, App Storeにて、最新アプリCOCCHi」をリリースしました。

こちらは「カロッツェリア」 ブランドをはじめとしたカーエレクトロニクス商品開発で培ってきた ナビの技術を詰め込んだカーナビアプリで、上記のような車載器ありきのものではなく、スマートフォンにインストールするだけで質の高いカーナビが利用できます。

COCCHi

モバイル開発部の取り組み

このように、モバイル開発部では日々さまざまなプロダクトの開発を行なっていますが、それだけでなく、より早くより多くのアプリを世にリリースすべく、アプリ開発のパフォーマンスを向上させるための取り組みも行なっています。

開発スタイルの最適化

前述の通り組織としてはまだ若く、かつ元々は別々の部門で業務をしていた人たちが集まって生まれた部門です。
そのため、プロダクトによって使っている技術も、開発スタイルも、利用しているツールもバラバラでした。

そこで部内では、「テスト自動化」や「ユニットテストのガイドライン」など、課題について検討するWGを立ち上げ、共通化を図ってきました。
各プロダクト開発チームの良いとこ取りをし、開発スタイルの最適化を図ることが目的です。

このように、さまざまな取り組みは行なっていますが、最適なやり方で開発が進められているところまではきておらず、改善点はまだまだあります。
ですが、そういった改善点と向き合い、自分達で何が最適かを考えながら作り上げていける点は、過渡期だからこその面白さと言えます。

生産力の見える化、そしてより高めるためのPDR

モバイル開発部では、生産力をプログラムのステップ数で測っています
ステップ数で生産力を測るとなると、例えば「冗長的で質の低いコードを書いても生産力が上がったように見えてしまうのではないか」といった懸念はあるかと思います。

もちろん、実装フェーズのみでステップ数を見てしまうとそういったことは起こってしまうので、生産力を測る際は、設計〜リリースまでの全行程で見るようにしています。
そうすることで、例に挙げたようなコードを書いていれば不具合が増えたり、バグ解析しにくくなったり、テスト工程で余計に時間がかかったりと、問題は跳ね返ってくるため、結果的に生産力は下がることになります。最高の生産力を出すためには、設計・実装・テストのバランスも重要となってきます。

モバイル開発部では、「目標、週平均X step」といった目標を掲げています。
一方で、「●●してください」といった、手法を明示したオーダーはしていまません。

ゴールとなる目標(週平均X step)を掲げ、共通の目標を達成するために個々が、時には皆で何をすれば良いかを考え、取り組んでいくのがモバイル開発部のスタイルです。
私も日々、メンバーと一緒に試行錯誤しています。

部内コミュニケーションの活性化

チームとして生産力を上げていくためには、ただ仕組みを整えるだけではなく、互いに情報を共有したり、時には相談したりといったことができるチームであることも重要です。
そうでなければ、いくら仕組みだけを整えても、しっかりとした連携は生まれません。

組織として若いモバイル開発部は、まだまだ連携部分も強化の余地が残っています。
今期は、オフィスに集まって決起会を開催したり、勉強会を開催したりと、コミュニケーションの機会も多く設けました。

レコチョクさんとの合同勉強会の様子

直近ではDroidKaigiにも参加し、ブースを初出展しました。DroidKaigiに参加されたたくさんの方にお立ち寄り頂き、ブースはたいへん盛り上がりました

ブース運営もみんな楽しんでました!

今期に入ってからも、モバイル開発部に新メンバーがたくさんジョインしてくれていますが、皆さん早く馴染んでくれていると感じます。

これからのモバイル開発部

詳細はまだお話しできませんが、パイオニアでは、たくさんのモバイルアプリの開発を予定しています。
そのためには、開発現場の最適化を目指して改善すべき点はまだまだ残っていますし、体制としても、増強していく必要があります。

一緒に試行錯誤し、最高のモバイル開発部隊を作り上げていく仲間を絶賛募集中ですので、興味を持っていただけた方は、是非ご応募ください!