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新規事業のテーマは “移動×Green!”

“モノ(ハード)×コト(サービス)”で新しいソリューションを提供する会社への変革を進めているパイオニア。さらにその先を行く(!?)コトの分野で新規事業を生み出そうとしている「新規BizDevチーム」の取り組みを紹介します。

小川 慶輔
モビリティサービスカンパニー Chief Strategy Officer
2020年1月当社入社

自己紹介

自己紹介をお願いします。
大学院修了後、A.T. カーニーという経営コンサルティング会社に入り、飲料業界の企業やお客様のマーケティングブランディングを支援していました。5年ほど経験し、同期も転職している中で、自分自身のキャリアを考えるようになり、今まで大企業向けのコンサルティングをやっていたので、企業側で事業に携わりたいと思っていました。そんなときにパイオニアからのスカウトを受け、話を聞いてみると「大企業の変革」に加えて、「製造業からサービス業への変化」というテーマを掲げていて、なかなか無い掛け合わせだなと思い、率直にワクワクしたのを覚えています。
 
経営企画をやってほしいと言われ、自分の経験が生かせると思ったのと、大学院で都市工学を学んでいて、将来的にはモビリティに関連する分野に携わりたいと思っていたこともあり、入社を決めました。

新規事業を創出

現在、「新規BizDevチーム」で新規事業創出に取り組んでいらっしゃると思うのですが、具体的な内容を教えていただけますか
パイオニアでは“モノ(ハード)×コト(サービス)”を推進していますが、その中でもこのチームではコトの分野を主体に勝負できるものがないかを検討し、ビジネスの種を生み出そうとしています。パイオニアはモノづくりが得意な企業ですが、モノづくりの過程で培った技術は、実はソフトウェアの世界でも十分に価値を作り出せるものだと考えており、その技術を軸に我々が戦える土俵を見極めています。

私が関わっているものは3つあります。①MaaS系のアプリ、言い換えると移動に伴うサービス、②グリーントランスフォーメーション(GX)領域、③スマホ向けのナビです。
 
GXの例でいうと、車の移動に伴うCO2の排出量の可視化やCO2削減を促すためのエコシステムを作ることを構想しています。これは既に報道発表している“Piomatix for Green”というものなのですが、パイオニアだけでは実現することができないので、モビリティ関連の様々な関係者と一緒に作っていく必要があります。そのために、現在はこの考え方や世界観に賛同してくださる企業や自治体を増やすべくパートナー候補の方と話をしたり、露出を増やすための取り組みを行っています。

新規事業のコンセプト

新規事業を考える際のコンセプトや考え方があれば教えていただけますか。現在のパイオニアは、車の“移動”に特化した事業を展開していますが、今後は車に対する考え方が所有から利用へシフトする。その傾向は今後より顕著に表れると思います。つまり、“クルマ”が軸ではなく、“ヒト”を軸としたモビリティサービスの組み立てが求められており、当社でもこの観点でビジネスを考えています。

2点目がEV化対応です。欧州や中国では新車販売台数に占めるEVの比率が2割と言われていて、EV化は世界的にも顕在化したニーズですし、日本でも欧州や中国に追いつく形で増えていくと言われています。特に長距離トラックやタクシー、バスなどの商用車は大きな影響を受けると思うので、時代の変革に貢献できるものを我々としても考えたいですし、パイオニアだけで実現できないものに関しては、関係企業の皆様と協業し、一枚岩になって日本のGXを推進していきたいと思っています。

最後はガソリン車におけるGX推進です。EV化は必ず進みますが、とは言ってもすぐにトランジションが進むわけでもありません。当社としては、ガソリン車からEVに切り替わるまでの間に、ガソリン車の効率的な運行や運用を通してCO2を減らす施策も推進していく必要があると考え、ガソリン車に対する脱炭素ソリューションの構築も進めています。

パイオニアの強み

新規事業を創る上で、パイオニアの強みはなんでしょうか?
なんといっても技術ですね。当社にはカーナビで培ってきたルーティング技術やUIに関するノウハウといった強みがあります。世の中には無償で使えるマップアプリもありますが、当社はカーナビのフロントランナーとして長年カーナビを開発してきたこだわりもありますし、品質も高いです。
 
二つ目はデータ面です。カーナビで車の位置情報や走行速度情報を収集して渋滞予測に使ったり、先ほどのGXに関連して車の燃費やEVの電気使用量を精緻に推定する特許技術を持っています。
 
当社がこれまで磨き続けてきた技術やデータを使って最新の潮流にフィットするものが創れると思っています。

3つ目は、世界中のモビリティ関連の色々なパートナーとつながっているところが強みかなと思います。当社が新しいことにチャレンジしようと考えた時に、すぐにお声がけできるパートナーがいるのは大きなアドバンテージだと思いますね。

アイデア創出の方法

新規事業のアイデアを創出するために取り組んでいることはなんですか?
外の情報は貪欲に取りにいっています。始業後の30分は情報収集の時間にあて、googleアラート(※)の機能を使って情報を収集するようにしています。私の場合、EVや脱炭素、カーシェアなどを設定して、世の中の流れを把握するようにしています。
 
※キーワードを設定すると、そのキーワードを含む情報が出たときに通知を受け取れるサービス
 
あとは、コンソーシアムなどに積極的に参加しています。例えば経済産業省が主催しているGXリーグに参画しています。リーディング企業の方々とディスカッションして知見を広げたり、モビリティに関係のない方とも交流を深めて脱炭素に関する悩みや取り組みなど情報交換をしています。そこから一緒にPoC(※)をすることもありますね。
 
※Proof of Conceptの略で概念実証のこと。新たなアイデアやコンセプトの実現可能性やそれによって得られる効果などについて検証すること。

アイデア出しに煮詰まったときは走って息抜きをしています。

一緒に働きたい方はこんな人

どんな方と一緒に働きたいですか?
社内のことを一生懸命理解しようとしてくれる方がいいですね。人や技術もそうですし、当社の歴史、課題や社内のプロセスなどをよく理解しないと上手くいかない事が多いと思います。当社には技術や強みもたくさんありますが、改善すべきところもたくさんあると思うので、まずは現状に向き合ってくれる方がいいですね。
あとは社員と一緒に成果を生み出すことに喜びを感じる方が良いと思っています。パイオニアの変革を通して、自分自身の経験を広げたいという気持ちもはちろん大切ですが、生え抜き社員の方々と協力しながら、これまでの経験を活かしてサービス業への変革を推進したいという想いを持って入社してもらえると嬉しいです。

最後に

今のパイオニアは世の中を見回してもなかなか稀有な会社だと思っています。ここまで動きが早くて、関わる分野や業界が幅広い会社はないと思いますし、最近は投資も積極的に行い、再上場を目指してモノ×コトで頑張っています。これまで培ってきた当社の強みとこれからの課題に共感していただける方と一緒に変革を推進していければと思います。

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