パイオニアは85歳になりました
あけましておめでとうございます。
パイオニア公式noteを読んでくださっている読者の皆さま、昨年はたくさんのご支援をいただき、ありがとうございました。
新しい年を迎え、どんな年にしたいか、目標はどうしようかと想いを巡らせた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
当社にとっても、新年のこのタイミングは重要です。
というのも、実は1月1日は、パイオニアの創立記念日なんです。1938年に創業し、今年85回目の創立記念日を迎えました!
この言葉は、創業者である松本望が1971年に新入社員へ伝えたものです。
松本は常に夢を持ち、決して望みを捨てず、夢の実現に向けて努力し続けました。この「開拓者精神」、「パイオニアスピリット」は社員に受け継がれ、パイオニアはたくさんの世界初、業界初を生み出してきました。
簡単ですが、当社の生み出した世界初、業界初の商品をいくつかご紹介します。
1937年 国産初ダイナミックスピーカー「A-8」
ダイナミックスピーカーを搭載したアメリカ製蓄音機のクリアな音に衝撃を受けた松本の「この感動をより多くの人と分かち合いたい」という“ものづくり”に対する想いから生まれたスピーカー。このときの商標が“PIONEER”でした。これが社名の由来です。
1981年 民生用レーザーディスク(LD)
“絵が出るレコード”として発売されたレーザーディスク。パイオニアが光ディスク事業に注力するきっかけとなった商品がこのレーザーディスクプレイヤーです。この商品の発表会は、NHKニュースでも紹介され、大きな注目を浴びました。
下の写真は、1990年代後半に流行したレーザーカラオケ店の看板写真です。このオウムのマークが懐かしいと感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか?当社のレーザーカラオケ機器が当時のカラオケ文化の広がりに一役買ったと言っても過言ではないでしょう。
1990年 世界初市販向けGPSカーナビゲーションシステム
“道は星に聞く”のキャッチコピーに聞き覚えのある方もいらっしゃるかもしれませんね。
1999年 世界初DVD-RWフォーマット対応DVDレコーダー
「デジタル三種の神器」が薄型テレビ、デジカメ、DVDレコーダーと言われていた当時、当社ではテレビとDVDレコーダーの二つを取り扱っていました。
2012年 世界初ヘッドアップディスプレイを搭載したカロッツェリア「サイバーナビ」
AR(拡張現実)情報をフロントガラスの前方に映し出し案内を表示する、という近未来的なカーナビに胸が躍った方もいらっしゃるのではないでしょうか。
2022年 世界初のAI搭載通信型オールインワン車載器「NP1」
当社にとって最新の世界初、AI搭載通信型オールインワン車載器「NP1」です。
OTA(Over The Air)による定期的なアップデートで、機能やサービスを継続的に拡充し、購入後も新たなドライブ体験を提供します。
例えば、Amazonアレクサ対応、声優の声も選べるコエ替え機能、車両が置かれている状況をリアルタイムに確認できる遠隔監視などは、発売後のアップデートで加わった機能です。これからもNP1の進化にご注目ください!
これまで多くの世界初を生み出してきた当社は、現在、モノづくりのメーカーから、ソリューションサービス企業への変革を推進しています。
私たちが目指すのは、モビリティ領域における“モノ(ハード)×コト(サービス)”価値の提供です。長年培ってきたモノづくり力に、サービスやデータをかけ合わせ、快適な運転環境を整えるリアルタイムな情報提供や、交通渋滞や交通事故といった社会課題を解決するためのサービスなど、新しいビジネスモデルを構築していきます。
今年も、パイオニアがソリューションサービス企業への変革を目指して取り組んでいることや、変革を支える社員などの記事を当noteで掲載し、読んでいて楽しい、有益だ!と思っていただける情報を発信していきたいと思っています!
今年も引き続きよろしくお願いいたします。