なぜ最先端のIT企業から老舗メーカーに? ”今”だから感じるパイオニアの魅力について聴いてみた
パイオニア株式会社は現在、変革に向けて日々奮闘しています。
そのような状況下でSaaS Technology Center データインテリジェンス部に所属するメンバーがどのように現場で変化を感じているのか?について、入社前後のギャップ、課題、魅力など、パイオニアの”今”についてお届けします。
前回の対談に引き続き、今回は新卒からパイオニアで働くデータエンジニアのNと、昨年5月に中途入社したデータアナリストのYとの対談です。
N:
本日は「パイオニアの変革」をテーマに、データアナリストのYさんとお話していきたいと思います。よろしくお願いします。
早速ですが、簡単に自己紹介をお願いします。
Y:
新卒でメーカーに入って新規事業に携わった後、IT系の企業で、Webディレクター、マーケティング、データ分析などの業務を担当し、2021年の5月にパイオニアにジョインしました。
データ分析の業務では、BIツールを使ったサービス状況の可視化や、継続率改善のための分析や施策実行後の検証など、ただ分析するだけでなく、その後のアクションまで意識して行うことが多かったです。
N:
ありがとうございます。
私も自己紹介しますね。
私は2013年に新卒でパイオニアに入社し、プローブデータを活用したサービス開発や分析基盤の構築を行ってきました。
昨年からデータインテリジェンス部に参画し、法人車両の運行管理を行う「Vehicle Assist」のカスタマーサクセス支援のデータ分析や、顧客理解のためのデータの可視化を行ってきました。
現在はデータエンジニアとして各部門と横断的に関わりながらデータ活用の環境づくりをしています。
プロパー社員・中途入社が共通して感じる課題 - コミットメント
N:
Yさんはこれまで複数の企業を経験されていますが、パイオニアで実際に仕事をして感じたことを教えてください。
前職までとの違いを感じることはありましたか?
Y:
今まで働いてきたIT企業との一番の違いは、やはりスピード感だと思います。それは、商材の違いもあるかもしれませんが、コミットメントの差だと感じています。
一つのプロダクトに関わる人数が多く裁量が狭くなっているからなのか、コミットメントが弱いように感じます。各々のコミットメントが弱いことで意思決定に余計な時間がかかってしまい、スピードが遅くなっている印象です。
自らの力だけでスピードアップは難しいと思うので、比較的スピード感のある組織でやってきたIT系出身の人が入っていく価値は大きいと思いますし、そういう人たちが入って会社が変わっていく姿を今は見えやすい時期なのかなとも感じています。
N:
私もこの1年で中途社員と関わる機会が増えましたが、まず感じたのはコミットメント意識の違いです。
これまでのパイオニアは決められた役割に素直な面が強く、ボールがこぼれがちでしたが、そういう部分を積極的に拾いにいくマインドのある人が増えつつあると思います。
1つ1つの意思決定スピードの違いはなかなか気づかないものです。
これまでスピード感のある環境でやってきた人と一緒に働くことで少しずつ変わってきているのだと思います。
また、プロパー社員自身が会社を変えたいという思いで取り組んでいるので、中途入社した社員の話を積極的に聴きたいという人も多いです。
変革のリアル - 相手の話を聴くカルチャーが良い方向につながっている
Y:
少しずつですが、データドリブンなカルチャーに向かって変わってきているなと感じられることはあります。
ミーティングの中で「ユーザは誰ですか?ターゲットは誰ですか?」とばかり言い続けていたら、私の発言にフォローする発言をする人が出てきたり、私以外の人からも「ユーザは〇〇で~」という発言が出るようになりました。
同じように、「そもそも何のためにやるんですか?」とか言っていたら、こちらが聴く前に、「目的は~」と自ら話してくれるようになったケースもあります。
パイオニアの色々な部門の人と関わっていますが、総じて素直に相手の話を聴こうとする人が多い印象で、頭ごなしに否定をしたり、マウントを取ろうとしたりされたことがありません。
こういったパイオニアのカルチャーも変化していくのには適しているのかなと感じています。
Nさんは社内の中の人が変わったなとか、自分自身変わったとか、変えていることはありますか?
N:
データ活用の面では、ビジネスの意思決定にデータを使うという考え方が浸透しつつあるのが大きな変化だと思います。
パイオニアはSmartLoopをはじめ、サービス向けのデータ活用や基盤づくりを行ってきました。ただ、データ人材というとエンジニアのキャリアで、営業やマーケティングの観点で推進できる人はいませんでした。
しかし、そこに外部からデータアナリストが参画することで、データ活用の幅が広がっていると感じます。
仕事のマインド面に関しては、既存の枠組みありきではなく、「これ、何のためにやるの?」という意識は強くなりました。
これはYさんがいつも言ってるからでしょうね。Yさんの影響力があるということで(笑)
Y:
僕をヨイショしてもしょうがない(笑)
N:
あとはスピードを重視した開発スタイルを採用するプロジェクトも増えていて、従来の計画主導ではなく世の中や顧客の声を取り入れるマインドや体制になりつつあります。
私も普段の業務から計画に時間を掛けすぎずに壁打ちする回数が増えました。
Y:
考える時間のサイクルが短くなってきたということですね。
そこは大事だと思います。そこが変わっていけばすごく嬉しいです。
今パイオニアで働くことの魅力 - 上場廃止からの変革、だからこそ本気
N:
入社してパイオニアの魅力、ここが良いなという点はありますか?
Y:
パイオニアは2つの点で、すごく面白いポジションにいると思います。
一つは、移動手段のIT化が進む中で、車載メーカーであることをいかして、一つの車メーカーに縛られずに企業横断でデータを取れてサービスを供給することができることです。
もう一つは、3年前に上場廃止になり、本気で変革しようという意識が高い状況にある点です。ゼロからのスタートを体験したいのなら、いつでも起業すれば可能ですが、変革に関わろうとすると、そうはいきません。まして、本気で変わろうとしている、変わらないといけない環境は探してもなかなか見つけることは難しいと思います。
なので、変革を楽しみたい、自分の手で変えられていることを実感したい人にはすごく良い環境だと思います。
N:
なるほど。
実際、スタートアップ等で役員をやっていた人やIT系のベンチャー、メガベンチャーで成果を上げてきた人なども数多く入社して変革をリードしていますね。
データインテリジェンス部の良いところも教えてください。
Y:
データインテリジェンス部の人数はまだ少ないですが、会社の方針としてデータ利活用の重要性が高まっていることもあり、約1万人の社員がいる中で核となって会社全体を動かせる組織だと感じています。
まだまだ変革し始めたばかりなので、変えられるフィールドが大きく、やったらやっただけ成果が出やすいフェーズでもあり、会社を伸ばしつつ自分も成長したい人にとって、参画するには今が一番面白いタイミングだと思います。
N:
データインテリジェンス部のこの1年の活動で、データを使う価値観が浸透しつつありますが、データを見て意思決定をする環境づくりはまだまだ伸ばしていきたいですね。我々もガンガン推し進めていきましょう!
本日はありがとうございました!
最後に
パイオニア株式会社では、変革に向けて一緒に働く仲間を募集中です!
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