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デザイナー✕社会貢献【キッズアイデアソン】

パイオニアは「未来の移動体験を創ります」をビジョンに、ソリューションサービス企業への変革を推進しています。

今回、企業ビジョンに沿う新しい社会貢献活動として、「キッズアイデアソン」を実施しました。


子どもたちの「未来を創る」体験の場をつくる

社会貢献活動を担当している山下です。
(他の社会貢献活動についてはこちら

当社は、2022年12月3日に、文京区教育センターで地域の小学生を対象にした「キッズアイデアソン」を開催しました。

子どもたちに、ワクワク・ドキドキのアイデア創出をどのようにして体験してもらうか?社内のデザイナーやベテラン講師と一緒に、アイデアを出し合い、プログラムを整えていきました。
今回の「キッズアイデアソン」に参加した2名のデザイナーが、クリエイターの目線で準備から実施までの内容を紹介します。


デザイナーの紹介

写真左:松林佑介(プロダクトデザイナー)、 写真右:岸本 悠希(プロダクトデザイナー)

松林佑介:(写真左)
パイオニアのデザイン部で製品デザインや先行開発案件を多数担当
豊富な経験を持ち、部門の中核として活躍中

岸本悠希:(写真右)
製品デザインを中心に、未経験の新デザインカテゴリーに挑戦!
中堅デザイナーとして活躍領域を拡大中


<準備段階の想い>子どもたちのワクワク・ドキドキを導き出す

岸本:
まず、子どもたちに何を学んで欲しいのかを考え、頭の中を整理しました。小学生が楽しみながら積極的に取り組めるのか? 子どもたちはどのように感じるか? どうしたら子どもたちのワクワク・ドキドキを引き出すことができるのか? プログラムのワークをメンバーで実際に体験しながら、より積極的に取り組んでもらえる内容にブラッシュアップしていきました。

松林:
私も子どもの頃から絵を書いたりモノを作ったりすることが好きだったので、近い目線でアドバイスできると思い参加しました。どのようにしたらその場を楽しんでもらえるかを想像しながら、当日子どもたちが利用する用紙を工夫したり、発想を助ける環境映像や気持ちをリラックスさせるBGMなどを提案し、私自身も当日を楽しみにワクワク・ドキドキした気持ちでいました。

<子供たちと接してみて>デザイナーの目にどう映ったか

当日のプログラムは、まずアイデア発想の重要性についてレクチャーした後、個人ワークとして<マンダラート>でキーワード発想を実施し、デザイナーを含めたパイオニア社員とのブレストでさらに発想展開します。<アイディアシート>に平面的な絵を描いた後、立体的なソーラーカーにアイデアを描くといったバラエティに富んだ内容でした。

皆さん意欲的にアイデア創出しています

松林:
当日は、子どもたちの考えていることを上手く引き出せるように一人ずつ質問してみたり、考えてることを上手く伝えるにはどういった要素を描けばいいのか、といった具体的なアイデアを伝えたりしました。自分で普段「デザインとは何か?」を言葉にすることはないのですが、「上手く描けなくてもいいから、相手に伝えるために何が必要か考えて絵を描いてみてね」と言ったのを覚えています。その言葉が手を動かすきっかけになったかもしれません。

岸本:
普段小学生と話す機会はないのでとても新鮮でした。大人より個性が豊かというか、創作物は勿論個性的なのですが、待ち時間も子どもによって姿勢や落ち着き方がそれぞれ違っていたのが印象的です。シンプルにいろんな子どもがいるんだなと感じました。参加してくれた子どもたちは年齢が異なるので当然なのですが、成長度合いもそれぞれ個人差がありますし、そういった子どもたち全員に同じワークをしてもらう難しさを学びました。

<新たに思うこと>今後どのようにしていきたいか

発想を高めるよう工夫した用紙が、子どもたちの意欲的なワークに役立っていました

岸本:
アイデア創出の段階で、もっと子どもたちがワイワイとコミュニケーションしながら、ディスカッションできる雰囲気をつくっていきたいです。
この先、初めての人とも喋れるコミュニケーション能力は大事ですし、他の人の考え方(アイデア)を知ってお互いに刺激しあえるような場にしていきたいと感じています。

松林:
「感動」が今回のワークショップのテーマでしたが、深く感動したことがない、分からない子どももいるかもしれない。パイオニアの企業理念は「より多くの人と、感動を」ですが、「多くの人」は単に人数の多さではなく、ざまざまな個性を持った人、多様性に通じている事を、子どもたちを通して私なりに理解することができました。

これからの子どもたちが活躍する時代、人工知能の進歩で単純作業が自動化されていく世の中においては、何よりも創造力が重要で、特に「人となりが現れている事」が価値になると思っています。
常識に囚われがちな大人と違い、子どもたちは天才的。そんな良い部分を伸ばせるようなワークショップができたら面白いと思います。

人事企画部の皆さんと「今の子どもたちに何を伝えるべきか」を話し合えれば、今後より意義のある活動になると思っています。

講評中の山根講師:(写真左) 子供たちはプレゼンテーションも積極的に行ってくれました

<デザイナーとのセッションの良さ>

山下:
アイデアを絵にする部分がとても難しく、デザイン部の方に相談しました。デザイナーが加わったことで、実施内容をより具現化することができ、作画のサポートに留まらず発想を促す環境づくりの提案なども受けられて良いアイデアソンの開催につながったと感じています。

今後も、さまざまな部門と協力しながら、子どもも大人も楽しめる、パイオニアならではの創造の場を創っていけたらと考えています。

最後に

製品やサービスのデザインだけではなく、社会貢献活動に対してもクリエイティビティを発揮するパイオニア株式会社のデザイン部では、一緒に働いてくれるUI/UXデザイナーを大募集中です。

気になった方は↓のリンクをぜひご覧いただければと思います。