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社内転職×6回!生え抜き社員が感じているパイオニアの「今」

社内異動でさまざまな部署を経験してきた生え抜き社員が、今のパイオニアや所属しているNP事業本部、キャリアについてお話します。

滝口 翔太
NP事業本部 プロジェクト推進グループ
マーケティング・CX・CS戦略部
ブランドマネージャー

インタビュアー:早速ですが、これまでの経歴について教えてください。

滝口:大学にてシステム制御工学を学び、新卒で技術系採用として入社しました。キャリアを振り返ると、技術職から総合職までさまざまな職種を渡り歩いてきました。パイオニアには、自らの成長のため新たな仕事にチャレンジしたいという意欲を持った社員は、人事に直接異動を願い出ることができる「チャレンジシート」という制度がありまして、僕は生産系以外の職種にもチャレンジしたいと考えてこの制度を利用し、結果的におよそ3年ごとに異動や職種チェンジを繰り返してきました。

 生産技術(自動車メーカー向け、生産ラインの開発)
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 生産戦略(グローバルの生産戦略の立案と実行)
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 海外営業(欧州の販売活動を国内から支援)
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 欧州駐在(欧州の統括販社拠点のあるベルギーへ)
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 市販向け商品企画担当、新規事業プロジェクトに参加
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 NP事業本部マーケティング

インタビュアー:色々と渡り歩いていますね!(笑)技術から海外営業に異動されるのは珍しいと思いますが、そのきっかけについて教えてください。

滝口:生産戦略に在籍した当時、経営に近い環境で全社生産戦略に関わるプロジェクトを複数経験させてもらい、成長とやりがいを感じていた一方、生産以外に視野を広げた事業に近い仕事もしたいと思っていました。そこで当時の上司から「そこまで言うならチャレンジシートを提出すべき」とアドバイスをもらい、すぐに行動に移しました。希望は叶ったものの、「海外営業希望」とは書かなかったので、全く知らない部門への異動となり戸惑ったことを覚えています。

海外営業で日々新しい刺激をもらいつつ、いつか海外でのチャンスをいただけるなら欧州が良いと思っていました。車が好きで、その中でも特に欧州車の動向に一目を置いていたので、クルマ×欧州市場のビジネスに関われるベルギーへの赴任はワクワクしましたね。
とはいえ、任された役割はプロダクトマーケティングマネージャーで、いわゆる商品企画とマーケティングの両方だったのですが、これまで商品企画の経験もマーケティングの経験もありませんでした。英語も全く話せなかったので、すべてが初めてで戸惑いましたね。

クルマメーカー向け製品の現地モーターショーでの展示 with長男。父子揃って車好き。

インタビュアー:駐在時の詳しい業務内容について教えていただけますか。

当時の我々のカー市販事業における欧州市場は厳しい状況で、事業の立て直しが課題となっていました。そんな中、市販商品を主力とする当社に、各国の自動車メーカーからパイオニア製品をつけたいというお声を複数いただきました。自動車メーカーからすると、先進的なカーナビやカーオーディオを純正品として自前で作りたいと思っているものの、開発リソースや販売台数の少ない車種だとそれができないという課題を抱えていました。そういったメーカーが持つ、市場で評価が高いパイオニアの市販カーナビを活用し、純正のインテリアにフィットした車を販売したい、というニーズに注目したのです。この隙間市場が獲得できたらビジネスとしても大きなインパクトがあるので、日本の開発チームとも密に連携しながら積極的に商談を取りに行きました。

例えばヨーロッパは普通乗用車以外に、キャンピングカーの市場も大きく、特に高さ制限などの問題があるので、高さの低いトンネルなどを迂回するルートを引いてくれて、しかも純正に近い見栄えで差別化できるカーナビの需要がありました。ただ、日本で開発した汎用商品ではそのまま導入できないなど一筋縄ではいかず、取引先の要求に合わせて追加開発を現地主導で行う必要がありました。新しいことだらけでノウハウの不足に加えて、国を跨いで多くのメンバーを巻き込んだ大変な苦労がありましたが、結果としてみんなでビジネスを獲得し主要事業の1つに拡大できたことが大きな成果です。

日本からの技術メンバーが参加した海外拠点でのベンダーミーティング。日本から技術メンバーも参加している。

インタビュアー:その後、帰任して新規事業プロジェクトに参画されたんですね。その時のお話を聞かせていただけますか。

駐在から戻ってきて、次のキャリアをどうしようか考えていた時に、PINTプロジェクトのメンバーとして声がかかりました。
PINTはPIONEER INNOVATION TEAMの略で、パイオニアが次に目指すべき事業コンセプトを考えることをミッションとしていました。ある日突然、会議室に招集され、そこには現在NP事業本部の担当役員の坂本さん含め、異なる各部門から12名のメンバーがいました。初めて会うメンバーも多くいた中、議論を進めていく中であらためて社内にもまだまだイケてる人がたくさんいるんだと感じましたし、今思えばこのメンバーだったからコンセプトの実現に至ることができたと思える力強いメンバーでした。

インタビュアー:PINTプロジェクトを通して、考え方や仕事のやり方に変化はありましたか。

仕事って、もっと考えを自由に、例えば普段はあまり話に出てこない、面白おかしいようなことや常識とされていることに対しても、良い意味で真面目に考えなきゃいけないんだと思うようになりました。また、ビジネス書のような論理だけでは解けない、大事なことがたくさんあると改めて認識しました。

PINTプロジェクトの様子

大きく2つ挙げるとすると、1点目は皆が考えるありたい姿をちゃんと徹底的に突き詰めて、言語化することの大切さを改めて感じましたね。PINTメンバーにはさまざまな事業部のメンバーや技術者、デザイナーもいて、彼らが大切にしているパイオニアの‟強み”や‟らしさ”にまで話が広がりました。その上で、今の事業課題って何だろうという話のみならず、「パイオニアといったら音、これを活かしたいよね」「車載器って実はものすごい高い品質が求められるからこれって強みだよね」「世界中の人のカーライフってもっと良くしていきたいよね」という話がたくさん出ました。また、初期のころは企業理念である「より多くの人と、感動を」にまで立ち返り、「我々が定義する感動って何だ?」というところまで徹底した議論がありました。おそらくここまで理念を深掘りしたメンバーは社内にもなかなかいないかと思いますが、それがプロジェクトの土台を築く上で非常に重要だったと思います。

2点目は、表現する・伝える・形にすることの大切さです。特にデザインやクリエイティブのパワーを改めて感じましたね。PINTの中にはデザイン部のメンバーもいて、左脳的な考えの人が集まっただけでは解けない問題に対して、そこにデザインの視点や見せ方の工夫が入ってくることで状況を打開できたりメンバーの納得度を高められたりしたケースが多々ありました。また、これらを実現するにはやはり最後はいろいろな人に動いてもらうことが必要で、いかに納得して経営陣や社内メンバーに動いてもらえるか、例えばプレゼンの仕方など、その伝え方自体も緻密に設計する重要性を学びました。実際にコンセプト動画や商品モックを作りながら社内メンバーに伝えていく中でさまざまな賛否や議論はありましたが、最終的にはこれを事業としてチャレンジしていこうという合意を得られましたし、今まであまり意識していなかった表現や伝え方一つとっても、まだ突き詰められる領域がたくさんあると、痛感しましたね。

NP1リーフレットの撮影。デザインチームと連携し、ブランディング視点と魅せ方にはこだわり抜く

インタビュアー:現在の会社の変革についてどのように感じていますか。

私が所属しているNP事業本部は、まるで別会社に転職したのかと感じるくらいの変化があります。NP1は今までの売り切り型のビジネスモデルの特徴も持ちつつ、サービス・サブスク型のビジネスモデルも併せ持つパイオニアにとって新しいチャレンジであり、チャネルもオペレーションも全く異なります。新しい取り組みばかりなので、面白さも難しさもあり、日々変化を感じています。
あと、外部出身社員とプロパー社員との融合について、よく社内でも言われていますが、それが特に象徴されている組織の1つがNP事業本部だと思っています。このような人材・事業環境で働ける機会はめったに得られないです。一緒に切磋琢磨しながら各メンバーが共に成長できていますし、良い意味で高い期待値とプレッシャーをかけられ(笑)、ものすごいスピードでアウトプットも求められますが、老舗企業ながらもマネジメントと非常に近い距離間で裁量を与えられつつ、インパクトのある仕事ができているというのも変革を象徴する一つの流れなのかと思っています。

NP1報道発表会直後のワンシーン。一瞬だけど、疲れが吹き飛んだ笑顔(笑)

インタビュアー:キャリア入社の方から良い刺激も受けていると思いますが、一方で大変なことはありますか。

今のNPって動物園みたいだと思っています(笑)。みんな良い意味で空気を読まないんですよ。我々の常識の外から色々な論点を放り込んできたり、議論をしていても間髪入れずに話に割り込んできたり。自分の話したことが周りからどう思われようが関係無い、必要だと思ったことはまず口に出す、ノーリスクというスタンスで、忖度が全くないですね。
とは言え、やっぱり意見が合わずに事が進まないことも当然あって、そういう時に社歴の長い自分がバランス取って折り合いをつけるよう求められることもあります。自分自身も進化しつつ、緩衝材のような役割も担っていく必要があると思っていて、それに奔走する場面も多いです。

また、外部出身のメンバーが入ってきて、これまでのパイオニアの風土が壊れるんじゃないかと心配する意見もたまに聞かれますが、私は壊せばいいと思っています。心配しなくても、良いところは壊れないですよ、きっと。パイオニアはこれまで尖ったものを世に出してきていて、うれしいことに世界中のファンに受け入れていただいていますし、このブランドが続く限りそれは簡単に壊れるものじゃないと思っています。一方で変えたほうがいい部分も当然まだまだあって、そこはどんどん壊して新しくしていきたいです。

インタビュアー:最後に滝口さんが一緒に働きたい方はどんな方ですか。

変革と創造に飢えている人ですかね。大企業での変革や、スタートアップで新しいことを生み出すという、そのどちらかができる会社は世の中に複数あると思いますが、今のパイオニアはその両方が同時にできます。恐らく世界で見ても、今のパイオニアの状態は非常に希少だと思っていて、こういう環境で働いてみたいという方には合っている会社だと思いますね。


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