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パイオニアの強みを活かし、新規事業を紡いでいく

従来の“モノ”を売るビジネスモデルに、ソフトウェアなどの“コト”を掛け合わせ、ソリューション企業への変革を推進しているパイオニア。
その中で社員は何を考え、どのように働いているのかインタビューしてみました。

今回話を聞いたのは……

MSC プロダクト統括G PM&マーケティング部
Fleetプロダクトマネジメントチーム 
寺谷健太
2023年入社

業務内容

──新たなビジネスの種に水をやり、芽吹かせる

私が所属しているチームは、新たな事業の開発を担う部署。新規ビジネスのアイデアを生み出し、事業化できる段階へ整えるまでを仕事としています。市場調査から始まり、パートナー企業とのプロダクトやサービスづくりの検証、推進などを幅広く行い、形になってきたところでマーケティングチームや営業部などにそのビジネスを託す、というのが一連の流れです。
 
私は昨年キャリア採用で入社したばかりですが、明確な強みや技術アセットを持つパイオニアでの新規事業の開発はおもしろいです。ベンチャーでは人財もモノも資金もないところからの勝負になることが多いので、これは大きな違いだと感じています。一方、コミュニケーションが煩雑で、意思決定までのスピードが遅くなりがちという大企業ならではの側面もあり、その点は課題に感じています。とはいえ、特定分野に特化しきった新興企業というわけでもないため、ある程度自分がアイデアを出したままの形でも事業を推し進めていける柔軟性があるのも、魅力ですね。

入社の経緯

──独立と転職を経て、難易度の高い事業開発へ

大学では経済学を学び、パイオニアで4社目です。もともと車が好きで、新卒1社目はバッテリーメーカーへ就職。UPSと呼ばれる産業用の非常用電源システムの部門へ配属され、営業を担当していました。その後、営業職以外もやってみたいと思い立ち、独立。これが2社目に当たります。取り組んだのは中古車の仲介事業で、買い手が失敗してしまうことのないような仕組みを取り入れ、一定のレベルまでは成長させることができました。ですが続けていく中で、事業のスケール化が難しいビジネスモデルであることに気づき、当初目指していた社会課題の解決には至らないと判断。改めて新規事業の立ち上げ方を自分の中で習得したいと考え、3社目に、新規事業の開発支援をする会社で働きました。すでにあるアイデアをどう伸ばすかを検証しながら拡大させていく仕事で、ベンチャーから大企業まで、幅広くご一緒しましたね。そこで得たノウハウを活かし改めて自分で新規事業を創出したいと考え、パイオニアへ加わりました。
 
入社の理由は、パイオニアの持つ圧倒的なブランドやアセット、知名度とともに事業開発ができるという環境に、大きな魅力を感じたから。やはりナビゲーションやサウンドの分野では、明確に強みを持っていると思います。新しいことに取り組む姿勢や文化もすばらしく、過去にも新たなものをどんどん世に送り出してきた実績があります。また、そうした強みがありながらも経営再建中であり、その状況下で高いモチベーションを持って仕事に取り組めるということが、私にとってはプラスでした。パイオニアのカーナビブランドである「カロッツェリア」の製品を使っていて、ポジティブな印象を持っていたという背景もありますね。

入社して感じる、パイオニアの特徴

──多種多様でダイナミックな事業開発

事前に何度も面談を重ねたので、入社後のギャップはさほど感じていません。思っていたとおり、今ある価値を活用しながら、ダイナミックな事業開発ができていると感じています。チームには生え抜きの社員以外にも、ベンチャー企業にいた人や大企業にいた人、外資系企業にいた人……と、バックグラウンドはさまざま。業界もIT、コンサル、メーカーと、多岐にわたります。モビリティサービスカンパニーには現在50名くらいが在籍していますが、そのうち半数がキャリア採用。出てくるアイデアも十人十色で、それぞれの着眼点や熱量の高まるポイントが異なり、とても興味深いですよ。

例えば新卒からずっとこの会社にいる人は、モビリティや交通に関して深い知識を有している。それに比べ、私などは特定分野に関しては深いものの、基本的には広く浅い知識を持っていると思います。そんな、違う視点や経歴を備えている社員たちが、うまくお互いを頼りながら開発に取り組めているかなと。

例えば、 “交通弱者のためにモビリティ業界をこう変えたい”など、社会課題を解決する福祉的な見方が強い人もいれば、モビリティそのものをより楽しくする、というエンタメの切り口からプロダクトの考案が上手なメンバーもいます。外部の人も積極的に登用して、生え抜きのプロパー社員と外からの人的資源をうまく融合させているのは、組織として有意義だなと感じています。

 これからの展望

──アイデアを事業化し、グローバル進出も目指す

自分の生み出したアイデアが多くの人を巻き込んで形になっていくときが、この仕事のいちばんのハイライト。ビジネスがどのように運ぶか仮説を立てて検証していくプロセスは、自分のつくった問題の答え合わせをしているような気分になりますね。まるで謎解きと人生ゲームが組み合わさったような感覚です。実は今、EVやGXに関連するビジネスのアイデアが、ようやく事業化目前の段階に! 今年度はぜひそちらに注力していきたいですし、もしそれが国内である程度のところまでいけば、ゆくゆくはグローバルに仕掛けていきたいですね。
 
今のパイオニアには、モビリティという切り口で新規事業に携わりつつ、自分の手で会社を建て直せる大きな可能性が。そんなシチュエーションにやる気を感じる、熱い気概を持った人へ、特におすすめです。

どんな人が向いている?

・チャレンジを楽しめる人
・モビリティをはじめ、何かしらの事業分野のバックグラウンドがある人

新規事業の開発は、不確実性が高くうまく進まないことがほとんど。仮説が外れて進行フェーズから落とされてしまうこともよくあります。そんな環境下では、新しいことに対して意欲的に取り組める性質が求められると思いますね。また、業界や職種の数だけ視点があると感じるので、モビリティと絡められるユニークな経歴を持っている人は、チームに新たな発想を吹き込んでくれるのではないでしょうか。

パイオニアでは一緒に働く仲間を募集しています。
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