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CO₂削減の先に見えるものとは?パイオニアのSDGs

パイオニアは、モビリティ領域におけるさまざまな課題を"モノ × コト"で解決するソリューション企業への変革を推進しています。
当記事では、パイオニアのSDGsの取り組みをご紹介します。

今回話を聞いたのは……

香西 幸子
経営戦略本部 戦略統括グループ 経営企画部 企画課
2004年新卒入社

パイオニアとSDGs

環境や社会とともに、サステナブルな発展を目指す


私はパイオニアの経営戦略本部に所属し、企業が果たすべき社会的責任──すなわちCSRを担う企画の立案や推進を行っています。昨今メインとなっている業務は、メディアなどでもよく話題になっているSDGsに関すること。SDGsとは「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)」の略称で、2015年の国連サミットで採択されました。これは人類が今後も地球で暮らしつづけていくために有効な解決方法のことであり、具体的には「2030年までに達成したい目標」として、17のゴールと、それらにアプローチするための169のターゲットが細かく設けられています。
 
ではパイオニアは、企業としてそこにどう関わっていくのか。それを考えるのが、私の部署の仕事です。モビリティ関連の商品・サービスを多く手がける企業として、CO₂の可視化や削減など、地球温暖化防止へダイレクトに影響を及ぼす事業を行っていることは大きいと思います。ただそこに甘んじるのではなく、他にどういったコミットの方法があるのかということや、海外拠点も含めて同じ方向を向けているかということに関して、つねに動向をリサーチすることが求められます。私たちの業界は、エコが実現すれば社会にとても大きなインパクトを与えられる分野。だからこそ、しっかり責任を持って取り組んでいくべき内容だと感じますね。

 

多彩な取り組み

環境へダイレクトに働きかける技術を糧に


 すでに動きだしている具体的な施策としては、CO₂削減に役立つプラットフォームである「Piomatix for Green」を活用したダイレクトなアプローチのほか、企業として森林保全活動である「パイオニアの森」や、多様性を認めあう社会を支援する「身体で聴こう音楽会」の開催などが挙げられます。
 
「Piomatix for Green」とは、パイオニアのカーナビ搭載車両から収集したデータを分析して開発した、燃費や電力の消費率を推定する特許技術と、パイオニア独自のモビリティAIプラットフォーム「Piomatix」を組み合わせた、車の移動に伴うCO₂排出量の削減をサポートするプラットフォームのこと。これを活用すれば、さまざまなメーカーや車種のエネルギー効率を推定できるようになります。CO₂の可視化や電気自動車の給電スポット表示、ガソリン車を電気自動車へ切り替えた場合のコストメリットの算出などができ、さまざまな企業へ提供・連携することで、社会における車移動によるCO₂排出の削減につなげられるんです。
 
また、埼玉県の鎌北湖近くにある2.4ヘクタールのヒノキの森林「パイオニアの森」は、エンジニアが数多く勤める川越事業所の近くにあり、社員ボランティアやその家族たちで森林保全活動を行っています。子ども向けの自然体験教室などのイベントも開催しています。
 
「身体で聴こう音楽会」は、1992年より定期的に開催している、聴覚障がいをお持ちの方も一緒に音楽を楽しんでいただけるコンサート。創業者である故・松本望が開発した、音を振動として伝えられる「ボディソニック」という体感音響システムを用いて、より多くの人に音楽を楽しんでいただいています。この活動はすでに30年ほどの歴史があり、200回以上の開催実績があるんですよ。
 

業務内容

CSRを通した企業の価値づくり

今お話ししたような活動を取りまとめ、推進していくことが私の仕事。 CSRやSDGsに関しては、関連ワードも横文字が多く、そもそもどういうことなのかを認識しづらい部分もあると思うんですよね。社内には各部門にCSRの担当者がいて、さまざまな部門の人と協力しながら活動を推進しています。具体的には、各担当者がそれぞれの業務の特性を生かし、どんなことが実現できそうかを提案してくれます。このプロセスをスムーズに運ぶために、社外だけでなく社内でのSDGsの認知向上も大事だと考えていて、“自分ごと”としてイメージしやすい教育資料作成や、定期的な情報発信を心がけています。
 
私自身は、大学在学中から環境問題に関心があり、社会に与えるインパクトの多い日本のメーカーであるパイオニアに興味を持って入社しました。プライベートでは北海道の湿原を訪れたり、清流として名高い高知県の四万十川を見に行ったりと、自然がきれいな場所に行くのが好きですね。環境に関することは、売り上げなどの数字に表れにくく、なかなか伝わりづらい部分もあるかと思います。そんな中でもCSRというフィルターを通してパイオニアを捉え、こまめで真摯な情報開示によって、企業価値を高めていけるように努めていきたいです。


 パイオニア株式会社では、変革に向けて一緒に働く仲間を募集中です!

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