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モノづくりの基盤!Teamモビリティプロダクトカンパニー

パイオニアは、モビリティ領域におけるさまざまな課題を"モノ × コト"で解決するソリューションサービス企業への変革を推進しています。再成長の屋台骨である“モノづくり”について、モビリティプロダクトカンパニーCEOの髙島さんに想いを語っていただきました。

髙島 直人
取締役 兼 常務執行役員
モビリティプロダクトカンパニー CEO

自己紹介

1988年に新卒でパイオニアに入社しました。最初は自動車メーカー向けOEM製品の電気設計の部署に配属されました。小学生の頃から電気工作が好きだったので、入社してやっと夢が叶った思いでした。
OEMの設計経験は長く、約16年間在籍しました。その間には、自動車メーカーの社内に席を置いてクルマ開発の近くで自社製品の搭載を検討するチームのリーダーを任されました。そのあと約3年間は何故かOEMビジネスの営業部門の責任者を任され、2009年から2015年までアメリカ・オハイオ州に駐在し、現地でビジネスの拡大に尽力しました。帰任後は山形県天童市にあるグループ会社、東北パイオニアでスピーカー事業の責任者をしたのち、2017年にパイオニア本社に戻りOEM事業の責任者を務めました。2019年よりモビリティプロダクトカンパニー(以下、MPC)のCEOとして「ものづくり」の事業を統括しています。

事業・プロダクト

MPCは、元々カロッツェリアブランドで国内トップシェアを誇る、サイバーナビや楽ナビ、ドライブレコーダーや車載Wi-Fiルーターなどを展開する「市販事業」と自動車メーカーに製品を納入する「OEM事業」、「音」に関するものを集約した「サウンド事業」、事業そして、私達の強みである「グローバルなものづくり」を支える生産・調達の機能を備えた体制となっており、長年にわたって得た豊富なノウハウと車載器を知り尽くしたメーカーとして、グローバルで高い評価をいただいています。

1月1日付で組織変更を行い、MPCは、「OEM事業」「サウンド事業」と生産・調達機能とを兼ね備えた組織体制となりました。
これは、過去3年間は、市販事業、OEM事業共に利益性の改善を最重要課題として取り組んできましたが、事業スピードの違いから、さらなる成長を目指していく次のステージに入ったためです。

魅力、面白み

事業について

先にも述べましたが、私達の「モノづくり力」は、全世界のお客さまはもちろんのこと、自動車メーカーからも高く評価されています。
 
パイオニアの祖業はスピーカーですが、創業者の松本望は「より多くの人にダイナミックスピーカーの高音質を共有したい」との想いから、企業理念は「より多くの人と、感動を」となっています。「音」を楽しむことは我々の原点であり、現在においても、ハイエンド音響機器として国内外でゆるぎない地位を築く「TAD」を頂点とし、コモディティ領域までスピーカーのラインナップを持つ会社はパイオニア以外に存在しません。

自動車メーカー向けのOEM製品では、我々の高い音響調整技術や商品力によって、高級車はもとより多くの車にサウンドシステムなどを採用いただいています。

パイオニアはこれまで多くの「世界初」の製品をお客さまに提供してきました。中には、当時の技術が商品企画について行けずに販売が期待していたほどではなかったものもあります(苦笑)
大事なことは「パイオニア」の社名通り、新しいことにチャレンジして市場を開拓していく精神(スピリット)です。それを私達MPCは脈々と受け継いでいます。

組織について

私が入社した1988年当時は、川越事業所には約1,000人の従業員が働いていました。当時の工場長は「1,000人野球」というスローガンを掲げていました。川越事業所の野球部は全国大会で優勝するようなレベルの高いチームだったこともあり、「川越事業所で働く全員がひとつのチームで仕事をしよう!」という意味だったんです。
現在のMPCは川越事業所だけでなく全世界の仲間がいるので、1,000人という訳ではありませんが、気持ちはMPCの全員がひとつの目標に向かって「一体感」をもって業務に臨んでいると思っています。

今後の展望

MPC事業の一翼を担っていた市販事業は、前述のとおり1月1日付でNP事業本部と一緒になり、モビリティコンシューマーカンパニー(以下、MCC)として発足しました。 

市販事業はMCCとしてパイオニアが培った多くのノウハウを投入し、より多くのお客さまに「自動車メーカーが新車時に純正で装着しているようなコネクティビティ」の嬉しさや楽しさを感じていただけるよう、従来のような「売り切り商品」でメーカーとお客さまが一方通行の関係ではなく、今後は「買った後でも常に進化する車載器」を目指します。

一方で、私が担当するMPCは、OEM事業とサウンド事業が主たる事業となります。

サウンド事業は一昨年6月にサウンド事業統括グループを発足させ、社内のリソースを集結しました。パイオニアの企業理念である「より多くの人と、感動を」は、祖業であるサウンド事業を最も意識すべきと考えています。

長年培ってきた音響技術を活かし、最適な車室内サウンドの提案をするのはもちろんのこと、ハイエンド音響機器ブランド”TAD”で理想の「音」を提供していきます。

OEM事業は高品質な車載器を提供するとともに、次世代車両にむけて、パイオニアならではの先進技術を活かしたソフトウェアやソリューションを提案していきます。

我々の「モノづくり力」は業界で高く評価されており、この強みを武器として「仲間づくり」を強化していきます。具体的には、世界を舞台にさまざまな企業との協業によって、我々の強みであるQCDD(Quality Cost Delivery Development、製品を生み出すすべての工程で重視していること)を磨いていきます。

モビリティプロダクトカンパニーの名の通り、従来の「モノづくり」力をピッカピカに磨いていきます。その上で時代のニーズにあったサービスを提供していくことが私達の役目だと考えています。

パイオニアがメーカー(製造業)である限り、私達MPCの役割は将来のパイオニアにとってますます重要になってくると考えます。

最後に一言メッセージ

多くの仲間から、「パイオニアは働きやすい職場だ」という声を聞きます。それはある意味で「自由闊達な企業風土」に表現されており、「お互いが納得のいくまで意見を戦わせ、議論をし尽くし、向かう方向には一致団結する。」といった雰囲気があります。これは今後も大事にしたいと思いますし、新しく仲間になっていただく方々にも是非感じて欲しいと思います。一緒に頑張りましょう!


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