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パイオニアの未来を担う女性エンジニアの声

従来の“モノ”を売るビジネスモデルに、ソフトウェアなどの“コト”を掛け合わせ、ソリューション企業への変革を推進しているパイオニア。
その中で新卒で入社したエンジニア社員は何を考え、どのように働いているのかインタビューしてみました。

今回話を聞いたのは……

技術開発本部 ソフト開発統括G 車載システム開発部 5課
深津 澪
2013年新卒入社

業務内容

──位置認識の仕組みを開発

入社以来ソフトウェアエンジニアとして働き、今は車に組み込まれるカーナビやカーオーディオなどの製品開発を担当しています。カーナビが自車位置を認識するために、GPSからの情報を受信して処理するまでの間にある仕組みの設計などを行います。ほかには、生産ラインできちんと製品が動くかどうかを検証する社内向けのアプリケーションなども開発しています。もともと独立した2つのチームが統合したため、双方の業務に携わることになりました。

それ以外にもこれまでに、製品を起動させるためのソフトウェアや、タッチパネルの制御ソフト開発などを手がけてきました。設計や実装を関連会社に委託した際には、進捗や品質の確認といった外注管理を担ったことも。新たなチームに入って数カ月でチームリーダーが異動したため、急遽その立場を任されたこともありました。今は、一担当として開発に携わる身。個人的には自分で手を動かして作ることが好きなので、嬉しい限りです。

この仕事のやりがい

──社内のレジェンドたちに憧れて

コツコツとソースコードを組む作業が性に合っていて、仕事のやりがいを感じるのはそうして一からものづくりができているとき。それに気づいたのは大学生の頃の実験の授業で、プログラミングが学べるレゴの「マインドストーム」というシリーズを触ったときだったと記憶しています。ブロックにモーターをくっつけ、プログラミングで制御しながらそれを動かしていくのですが、すごくおもしろかったんです。

大学では情報系の学部で、音声認識技術について学びました。そこから、就職活動では“音に関わる仕事がしたい”、“ものづくりがしたい”と考え、メーカーのソフトウェア開発のエンジニアになれる会社を探したんです。先に述べたような授業の中で、学生レベルではありますがプログラミングの知識もひととおり身につけ、興味を持っていました。理系は大学院卒のほうが就職に有利だとよくいわれますが、私は学部卒。パイオニアは最終学歴が学部か院かという点は問わず、学部卒でも関係なく採用してもらえます。就職活動中に会社からそう言われたことは、私にとってプラスでした。

就職活動を通して“おとなしそうな会社”という印象を受けていたのですが、入ってみてからも会社全体の雰囲気や人当たりはソフトなほうだなと思っています。ソフトウェア開発系の企業ではSEが営業職を担うところも多く、そういう会社にはアグレッシブな人が多いような気がするのですが、パイオニアはそういった感じではないと思いますね。どちらかというとシャイだけど、困ったときには助けてくれる……というような人が多いように感じます。

 今、取り組んでいる課題

──業務のほかに組合活動も、多方面で活躍

ソフトウェア開発チームでの業務の一方で、今は労働組合の執行役員も務めています。そこでは普段エンジニアとしての仕事ではあまり経験できない所属組織以外との方と接する機会もあるので、自分の中では新たな経験になっていますね。

パイオニアは育児に関する制度もしっかりしていますし、出産や育児といったライフイベントに対しても、フレキシブルにサポートしてくれる職場だと思います。女性だから働きにくい、というようなことを感じた経験は一度もないですね。とはいえどうしても理系職は女性社員が少ない傾向にあるため、今後増えていけばいいなと感じています。基本的に、プログラミングに性別は関係ありませんが、女性ならではの視点が何かしら活かせればと・・。性別に限らず、国籍や年齢なども含めていろんな立場の人が増えると、組織としてよりよく発展していけるのではないでしょうか。

これからの展望

──自分の強みを見出し、会社の未来を担う製品を生みたい

今後はキャリアを重ねていく中で、一つくらいはほかの人に負けない分野を獲得し、周囲から頼りにしてもらえるエンジニアになれたらよいなと思いますね。パイオニアの社内には「何かあったらあの人に聞け!」といわれるような方がたくさんいて、頼もしいかぎり。以前いた部署に、高い技術力を持った、社内でもレジェンド的な立場の先輩が3人ほどいました。頼りにされているキーマン……という感じがして、憧れていたんですよ。私も少しでもその領域に近づけるといいな、と。

また、日本を含む一部の先進国では車やカー製品の売り上げが落ちているといわれていますが、そんな状況の中でこそ、大ヒットする製品を作ってみたいですね。パイオニアは優れた技術、ヒット商品をたくさん持っている会社ですが、そこへさらに新しい価値を持った製品を加えていく。次の“パイオニアといえばこれ!”という製品が自分の手で作れたら嬉しいですし、もしそれが自分のもともと興味のあった“音”に関わるものだったら、言うことなしです。

どんな人が向いている?

・周囲との協力を大事にしつつ、思ったことを提案できる人
・会社の外のことにも興味を持って情報収集できる人

一つの会社で長く勤めているといろんなことが“当たり前”になってしまうので、必然的に新しいアイデアも生まれにくく。フレッシュな視点でどんどん意見を言ってくれる人が加わってくれると、助かるなと思います。また会社での担当業務の範囲だけだと、プログラミングの中でもカーナビのことしか考えないという状況に。業務の一部として、社外のイベントや展示会に有志で訪れる機会などがあるので、気軽に参加していろんな情報に触れれば、会社の長期的にやっていきたいことともマッチする部分があるはず。組み込みソフトウェアを自社で手がけている会社はどんどん少なくなっているので、ものづくりが好きな人にはよい環境です。

パイオニアでは一緒に働く仲間を募集しています。
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